開封したカリカリを最後までおいしく食べてもらうための保存
Amazonのアソシエイトとして、みけねこフードラボは適格販売により収入を得ています。記事内の商品リンクからの購入で当サイトに紹介料が入りますが、掲載内容は実際に購入・使用した上での評価です。
結論から
フードは袋から出さず、袋ごと密閉容器に入れてください。
ドライフードの保存でよく見る失敗が、買ってきた袋を開けて中身を保存容器にザーッと移すことです。見た目はすっきりしますが、これをやると劣化が早まります。理由は下に書きます。
そのうえで、劣化の原因は次の4つです。
| 原因 | 何が起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| 空気(酸素) | 脂質が酸化してにおいと味が変わる | 空気を抜いて密閉する |
| 光 | 酸化を促進する | 不透明な容器、暗い場所 |
| 温度 | 高いほど酸化が速い | 直射日光と加熱器具の近くを避ける |
| 湿度 | カビ、粒が湿気てにおいが飛ぶ | 密閉、シンク下は避ける |
なぜ袋から出してはいけないのか
フードの袋そのものが、遮光と防湿のために作られた包材だからです。
多くのキャットフードの袋はアルミなどを挟んだ多層構造になっていて、光と水蒸気をほとんど通しません。家庭にある樹脂の保存容器より、遮断性能は高いのが普通です。
袋から出して容器に移すと、この包材の性能を捨てることになります。さらに、容器の内壁にフードの脂が少しずつ蓄積します。この脂は洗いにくく、酸化して古いにおいを持ちます。 次に入れた新しいフードは、その古い脂のにおいをまとうことになります。
猫の嗅覚を考えると、これは食いつきに直接効いてきます。
正しい手順はこうです。
- 袋の口を開ける(大きく切りすぎない)
- 使うぶんを出したら、袋の空気をできるだけ押し出す
- 袋の口をクリップかジッパーで閉じる
- 袋ごと密閉容器に入れる
容器は「袋を守る二重目の壁」として使う、という考え方です。
保管場所
- 常温・暗所・乾燥が基本です
- シンクの下は避けます。 配管があるぶん湿度が高くなりがちです
- コンロや冷蔵庫の脇も避けます。 排熱で温度が上がります
- 冷蔵庫での保存は勧められません。 出し入れのたびに結露して、
かえって湿気ます。冷凍するなら小分けにして、常温に戻してから出します
どれくらいで食べきるか
開封後は1か月以内を目安にする、という言い方がよくされます。ただしこれは保管状態しだいで大きく変わるので、期限というより「それを超えたら食いつきを気にして見る」くらいの目安です。
判断は数字よりも鼻です。
- 開けたときのにおいが油っぽい、古い揚げ物のようなにおいがする
- 粒の表面がべたつく
- 猫が急に食べ残すようになった
このどれかが出たら、においが飛んでいる可能性があります。
大袋は本当に得か
100gあたりで見ると大袋のほうが安くなるのが普通です。ただし食べきるまでの日数を計算に入れないと判断できません。
4kgの猫が1日60g食べるとして、
- 2kgの袋 → 約33日
- 4kgの袋 → 約67日
4kgの袋は、後半のひと月ぶんが「開封から1か月を超えた状態」で消費されることになります。多頭飼いで消費が速いなら大袋は合理的ですが、 1匹飼いだと安く買って劣化させることになりかねません。
小分け包装になっている大袋(500gずつなど)なら、この問題は起きません。容量あたりの単価だけでなく、包装の仕方も見て選ぶ価値があります。
なお、このサイトの価格の一覧では、内容量と100gあたりの単価を並べて見られるようにしています。食べきれる容量の中でいちばん有利なものを探す、という使い方を想定しています。
保存容器を選ぶなら
袋ごと入れる前提なら、条件はそう多くありません。
- 袋が入る大きさ。2kgの袋は思ったより場所を取ります
- パッキン付きで密閉できること
- 不透明であること。中身が見える容器は光を通します
- 口が広いこと。計量カップを入れて掬える形が扱いやすいです
密閉性の高い容器は、開けたときに「プシュッ」と音がします。選ぶときの分かりやすい目印です。
まとめ
- 袋から出さない。袋ごと密閉容器に入れる
- 袋自体が遮光・防湿の包材。容器の内壁の古い脂がにおいの原因になる
- 常温・暗所・乾燥。シンク下と冷蔵庫は避ける
- 目安は開封後1か月。判断は日数よりにおい
- 大袋は食べきる日数で判断する。小分け包装なら悩まない