ドライフード

タンパク質の多いキャットフードを乾物換算で並べ直したら、順位がほぼ入れ替わった

公開 2026年8月20日

Amazonのアソシエイトとして、みけねこフードラボは適格販売により収入を得ています。記事内の商品リンクからの購入で当サイトに紹介料が入りますが、掲載内容は実際に購入・使用した上での評価です。

結論から

キャットフードの袋に書いてある「粗タンパク質 30%以上」は、水分を含んだ状態の 100gに対する割合です。水分量が違う商品同士をこの数字のまま比べることはできません。

このサイトの209商品を、水分量で2つに分けて中央値を出すとこうなります。

商品数粗タンパク質(そのまま)乾物あたりに換算
ドライ(水分20%以下)17331.00%33.33%
ウェット(水分20%超)368.50%53.19%

そのままの数字では、ウェットはドライの4分の1しかタンパク質がないように見えます。水分を抜いて揃えると、逆にウェットのほうが1.6倍高くなりました

「タンパク質が多いキャットフード」を並べた記事の多くは、この換算をしていません。

乾物あたりとは

計算はとても単純です。

乾物あたり = 成分 ÷ (100 − 水分) × 100

水分75%のウェットフードにタンパク質が10%含まれているなら、 10 ÷ (100 − 75) × 100 = 40%。水分を飛ばして粉にしたら40%になる、という意味です。

こうして初めて、水分10%のドライと水分80%のパウチを同じ物差しに乗せられます。

実際に順位はどう変わるか

主食と療法食のうち、タンパク質と水分の両方を公表している商品を、 2通りの並べ方で上位から取り出しました。

順位粗タンパク質(そのまま)の順乾物あたりの順
1ママクック フリーズドライママクック フリーズドライ
2ロイヤルカナン 糖コントロールフィリックス パウチ
3ロイヤルカナン 糖コントロール 4kgニュートロ デイリーディッシュ
4ロイヤルカナン 糖コントロール 2kgロイヤルカナン インドア
5ニュートロ ワイルドレシピ エイジングロイヤルカナン キトン

1位のフリーズドライだけが動きません。水分がほぼゼロなので、換算しても数字が変わらないからです。2位以下は総入れ替えになりました。

そのままの順ではドライばかりが並び、乾物順ではパウチが2位・3位に上がってきます。どちらが「正しい順位」かと言えば、後者です。前者は水分の少なさをタンパク質の多さと取り違えているだけなので。

フリーズドライのおやつが90%に見える理由

種別ごとに同じ計算をすると、おやつの立ち位置がよく分かります。

種別粗タンパク質乾物あたり
主食32.0%36.4%
療法食29.0%32.1%
おやつ19.0%63.5%

おやつの乾物あたりが63.5%と突出しています。ささみのフリーズドライなどはほぼ純粋な肉なので、当然といえば当然です。

ただしこれは「おやつのほうが主食より優れている」という話ではありません。主食は総合栄養食として、タンパク質以外の栄養素も基準を満たすように設計されています。タンパク質だけを取り出して比べる意味があるのは、 同じ役割の商品同士を比べるときだけです。

気をつけたいこと

水分の記載があったのは209商品でした。

しれないし38%かもしれません。 保証分析値の読み方も合わせてどうぞ。

ある猫では制限することがあります。判断は獣医師にご相談ください。

まとめ

成分比較のトップページでは、タンパク質を乾物あたりに換算した状態で並べ替えられるようにしています。ウェットとドライが混ざっていても、そのまま比較できます。


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