ドライフード

カリカリのカロリーは100gあたり320〜442kcal。袋の給与量表を鵜呑みにしない

公開 2026年8月12日

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結論から

主食のドライフードで代謝エネルギーを公表している77商品を集めました。

100gあたりのカロリー
中央値374kcal
下位25% の線352kcal
上位25% の線382kcal
最小295kcal
最大442kcal

真ん中の半分は352〜382kcalに収まっていて、思ったより狭い範囲です。ただし端は295kcalと442kcalで、その差は147kcal。

同じ200kcalを与えるのに必要な量に直すと、こうなります。

同じ計量カップで同じ杯数を与えていると、フードを替えただけで 1日の摂取カロリーが3割変わることがあり得ます。

「カロリーが高い=太る」ではない

高カロリーのフードは、少ない量で必要なエネルギーがまかなえるという意味です。それ自体は良し悪しではありません。

1回の量が少なくて済むので、消化器に負担をかけにくい場面もある

抑えられる。食べ足りなさを訴える猫の体重管理に使われる

問題になるのは、カロリー密度が変わったことに気づかないまま量を据え置く ときだけです。

1日に必要なカロリーの目安

ざっくりした計算式が知られています。

安静時のエネルギー要求量(RER) = 体重(kg) の0.75乗 × 70 1日の必要量 = RER × 活動係数

活動係数は、避妊去勢済みの成猫でおおむね1.2、肥満気味なら1.0、若くて活発なら1.4前後が目安とされます。

4kgの避妊済み成猫だと、RERはおよそ198kcal、1日の必要量は約238kcal。 374kcal/100gのフードなら約64gという計算になります。

ただしこれはあくまで出発点です。同じ体重でも代謝には個体差があり、実際には体重の増減を見ながら調整することになります。適正体重や給与量の判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

袋の給与量表がずれる理由

パッケージの給与量表は、体重ごとに「◯〜◯g」と幅を持たせて書かれています。この幅が広いのは、活動量の個体差を吸収するためです。

つまり表の上限と下限では、想定している猫がそもそも違います。「4kgだから表の4kgの行」で機械的に決めると、活発でない猫には多すぎることがあります。避妊去勢後は必要量が下がるので、なおさらです。

表は範囲を知るために使い、実際の量は体重の推移で決める。これが現実的な使い方だと思います。

フードを切り替えるときの実務

新しいフードに替えるときは、量ではなくカロリーで合わせます。

新しいフードの量 = 今の量 × 今のフードのkcal ÷ 新しいフードのkcal

いま374kcalのフードを60g与えていて、442kcalのフードに替えるなら、 60 × 374 ÷ 442 = 約51g。9g減らして初めて同じカロリーです。

計量カップは体積を測る道具なので、粒の大きさや形が変わると同じ杯数でもグラム数が変わります。切り替えのときだけでもキッチンスケールで測っておくと、後で悩まずに済みます。

切り替えの日数についてはフードの切り替えの記事にまとめました。

この数字の出どころ

まとめ

成分比較のトップページでは、100gあたりのカロリー順に並べ替えられます。


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